香川県の特産品に蕎麦があると聞くと、意外に思うかもしれない。しかし、実際に香川県まんのう町の島ヶ峰地区では、蕎麦の栽培面積が拡大していっている。
きっかけは、地元住民15人による「「島が峰の原風景を守る会」の発足だった。住民の高齢化、人口減少により荒地になっていた段々畑を開墾し、地元の食文化や風景を残そうと活動を始めたのだ。まんのう町の標高は900メートル。朝と晩との気温差が大きく、水はけも良い。蕎麦の栽培にはうってつけの環境だ。もともと山間の地域では、蕎麦は貴重な食糧として大切にされてきたのだ。
2016年に始まった開墾は容易ではなく、農地として復活するのに約3年の時間を要した。収穫に注力するだけではなく、観光客が過ごしやすいよう周囲を整備し、蕎麦の栽培体験や蕎麦の花見会など、イベントも催してアピールを行っている。
こうした努力が実り、知名度を上げてきた同町の蕎麦が、今回ふるさと納税の返礼品に登録された。まんのう町の返礼品といえば、地域に広がる有名なひまわり畑を活用した「ひまわり油」などが人気だが、「島が峰そば」も新たな定番品として注目を集めそうだ。
島ヶ峰そば(つゆ付)
【6人前】9,500円:そば3袋(1袋200g)、つゆ6袋
【10人前】12,000円:そば5袋(1袋200g)、つゆ10袋
※以下のポータブルサイトで申し込みが可能
・【楽天市場】ふるさと納税
・ふるさとぷらす
・ふるさとチョイス